江戸時代、佐渡で産出された金銀を江戸まで運んだ「金の道」をたどる「御金荷の道ウォークin長野」が11月16日、長野県内で開かれました。当時の旅装束に身を包んだ約90人が参加し、上田、東御、小諸の3市にわたる北国街道を歩き、先人の苦労をしのびました。
今回のウオークは、「徒歩コース」(約16㌔)と、鉄道を一部利用する「鉄道コース」(徒歩約7㌔)の2班に分かれました。上田市の信濃国分寺資料館で行われた出発式では、警護役人に扮した東北電力ネットワーク佐渡電力センターの田代賢一所長が「出立」と宣言。厳かな雰囲気の中、ゴールとなる小諸市の大手門公園を目指しました。
一行は馬頭観音や大屋仁王尊といった史跡や、伝統的な町並みが保存され、往時の繁栄を今に伝える海野宿などを巡りました。到着後、小諸市の郷土芸能団体「大浅間火煙太鼓」が出迎え、勇壮な響きが「長旅」の疲れを癒やしました。
本年度のウオークイベントは11月30日の「江戸・東京」で幕を閉じる予定です。