御金荷の道ウォーク(10月4日)
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- 10月6日
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更新日:10月7日
江戸時代、佐渡で産出された金銀を江戸まで運んだ「御金荷(おかねに)の道」(金の道)を巡るイベントが、今年も始まりました。佐渡市で10月4日に行われた「御金荷の道バス&ウォーク」には、江戸時代の装束を身に付けた約80人が参加、相川地区から小木地区までの約40㌔の道のりを、徒歩やバスでたどり、歴史ロマンに思いをはせました。
イベントは市民有志でつくる「『佐渡島(さど)の金山』を未来につなぐ会」の主催。例年2日に分けて行ってきましたが、今年は歩く距離を6区間6㌔程度に限定、残りはバスを利用することで負担を軽くし、より参加しやすくしました。
相川地区の佐渡奉行所跡前で行われた出立式では、つなぐ会の鈴木徹副会長が「世界遺産登録から1周年を迎えた。佐渡金山に関わる歴史や文化に触れてもらい、皆さんで一緒に保存活用に取り組む機運を高めていきたい」とあいさつ。その後、一行は掛け声とともに歩き始め、小木地区の木崎神社を目指しました。
道中、キリシタン塚や滝脇の石塔群などを眺めながら力強く歩を進めた一行。昼食会場の椿尾では、西三川砂金山をテーマにした「砂金音頭」の唄と踊りが披露され、参加者の疲れを癒やしました。
今回が2回目と参加となる佐渡市内の会社員、罍(もたい)英樹さん(56)は「普段、車では行けない場所もあり、よい機会となった。歴史装束を着たことも思い出に残る」と語りました。
11月30日には、埼玉県蕨市から東京都板橋区まで歩く「御金荷の道ウォークin蕨・板橋」(佐渡市主催)を開催予定です。募集が始まりましたら、ぜひご応募ください。




